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経営虎の巻 第94回「自分とのアポイントを取る習慣」

仕事が忙しくなると、睡眠時間を削ったり、楽しみを我慢したり、体を酷使したり……と、自分の時間を後回しにしてついつい「自分を大切にすること」を疎かにしがちです。
日本人の場合、「他の人の迷惑が掛かるから」と、自分を大切にすることイコール社会性の欠如を意味すると思う人が多いのかもしれません。
社会で生きていく以上「人との協調性」を持つことは大切です。
しかし、過度に自分を疎かにし、協調性を優先すると、心身ともに疲弊し、あなたの大事な時間を奪っていく事になりかねません。
そして、自分自身に「自分がない人間」というような思い込みを持たせ、周囲にもそういった印象を抱かれるという悪循環が起こることになります。
ですので、上手に両者のバランスをとる必要があります。

そこで両者のバランスを取る1つの方法が、「自分とのアポイントを取る」という習慣です。

具体的には、まず1ヶ月のスケジュール帳に、仕事に関する学びの時間、運動の時間など「自分とのアポイント」を先に書き込んでしまいます。
平日の夜は週に2回とか、昼休みは週に3回、といった感じです。書き込んだアポイントは、マークなどをつけて「世界中で1番大事な人とのアポイント」と意識するようにしましょう。
そうすれば、仕事の予定を立てる際にもアポイントを組み込んだ段取りが立てられるようになり、また飲み会などのお誘いがあった場合でも、「今日は先約があって」と断ることができます。
断られた方も今回は先約があるならと、次回のお誘いもしやすくなります。

「自分とのアポイントを取る」という習慣は、自分自身を大切にする習慣です。
今までより少しずつ自分の時間や楽しみを取り戻し、自己決定性を持って生きていく習慣でもあります。
自分との時間をつくることにより、仕事の効率化も図れます。
一度、皆様も試してみてはいかがでしょうか。