2020年10月、日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
これは、二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる人為的に産み出した「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
決してCO2の排出量をゼロにしようということではありません。
このカーボンニュートラル実現のためには、「排出量」を削減し、「吸収量」を増加させる両輪の働きが必要です。
この実現に向けて、世界中で取組が始まっており、120を超える国と地域が2050年カーボンニュートラル達成という目標設定をしております。

中小企業には関係ないなと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、そうは言ってられない状況となってきております。いわゆる脱炭素の動きは加速度的に早くなっています。
これを後押ししているのがESG投資の広がりです。
ESGとは、儲ける力だけではなく、環境（Environment）、社会（Social）、企業統治（Governance）の3つの観点が企業が永続的に成長するために重要であるという考え方で、ESG投資とは文字通りESGに配慮した経営を行う企業に投資をすることです。

従って、取り組み方によっては、投資家から敬遠されてしまう恐れがあります。

「RE100」という、事業活動で消費するエネルギーを100％再生可能エネルギーで調達することを目標とする大企業が多くなっています。
これは後に、大企業が仕入れる部品等についても、「RE100」の企業が作ったものに限るというドミノが発生すると言われています。

この時代の流れに対応すべく、自社のCO2排出量等を確認し、「排出量」を減らす工夫、そして、「吸収量」を増加させる活動が今後の企業活動にとって重要になると思われます。
マスエージェントグループは、当該問題を抱える企業に対してソリューションが提供出来るよう準備しております。
現状でお悩みがある方は是非ご相談頂き、一緒に経験を積ませて頂ければと思っております。