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経営虎の巻 第96回「人のこころを掴む実用的な会話術」

自分よりも目上の方と話をする場合には、笑い話よりも相手が興味のある話をすることで、さらにプラスアルファ印象がアップします。
興味は人によりバラバラかもしれませんが、興味を持ってくれそうな実用的な話とはどんなことでしょうか?

例として雑談をしている時に相手がゴルフに興味がある人だとわかったとします。
こういうケースにはゴルフに関連する情報を相手にふってみるのです。
「すでにご存じかもしれませんが、最近注目されている〇〇〇という打ち方をご存じですか?」

お酒好きの相手なら「最近買った日本酒ですが、これがなかなかの味でして、料金も安価なのでいつも買っているのですが、飲んだことはありますか?」など、その情報に興味があれば思わずくいついてくるでしょうし、知っている情報だったとしても、その話をふくらませることができるのです。

知っている事を自慢するのではなく、相手の興味を理解したうえで実用的な話をすることで相手との距離もより親密になることができます。
ただ知っていることをひけらかすだけだと、うんちくが好きな人になるので注意が必要です。
こうした知識を提供するためには、自分なりに情報を集めて確保しておくことが必要になりますし、自分のプラスになるので積極的に情報を集めるようにしましょう。