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リスクマネジメント

11月となり、本年も残すところ2月です。
色々とあった令和5年ですが、皆様にとってどの様な年だったでしょうか。
「終わり良ければ総て良し」と言います。
私は、何とか有終の美を飾るべく、残された2カ月頑張りたいと思います。

本年は、企業における不正等が騒がれた年だった様に思います。
そもそもコンプライアンス遵守が出来ていないケースも散見されました。
「ビックモーター」や「ジャニーズ問題」ですね。
一つのほころびが大きくなり、巨大な会社を機能不全にしてしまう事は過去にも多数ありました。
大企業による不正経理事件で、歴史ある巨大企業が一気に破綻するケースも珍しくありません。

時代の変化が目まぐるしく、デジタル化が急速に進む昨今、事業を取り巻くリスクは急激に種類が増加しました。
ひと頃あった「回転寿司チェーン」で発生した顧客による不衛生な行為による損害は、以前では考えられない話です。
SNSの拡散力には驚くばかりです。
色んな意味で経営者はITに関する知識を高める必要がありそうです。

この様に企業や事業者は、自らの責任によるリスク(製造物責任・賠償責任・役員を含む社員の行為によるリスク、情報漏洩リスク等)、並びに外的要因によるリスク(災害によるリスク・顧客の行為によるリスク)等の脅威に常にさらされている状態です。従って、経営者はリスクマネジメント(リスクに対する対応)を行う必要があります。

リスク対応の具体的な方法は下記4つがあります。

  • リスク回避 (リスクがある事業を停止し、リスクを回避する事)
  • リスクの低減(リスクに対して未然に防止策を講じ、リスクを低減させる事)
  • リスクの移転(損害保険を用い、リスクを移転する事)
  • リスクの容認(発生頻度が少なく影響力も小さいリスクを受け入れる事)

自らの事業に存在するリスクを認識し、リスクについて対応方法を決定しておくことが、不測の事態が発生した場合に非常に有用です。
特に、発生頻度は低いが影響力が大きいリスク(情報漏洩・賠償責任・交通事故・火災等)についてはリスクの移転が有効です。
この度、弊社ではお客様がリスクの認識と対応に関して簡易に検討できるリスクマップを作成しました。
この機会に是非一度リスクマネジメントについて検討する機会を設けてみては如何でしょうか。
ご興味ある方は担当者にお声がけください。