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経営虎の巻 第101回「雑談ネタの探し方」

会話とは言葉を交わすキャッチボール。
相手との距離感を縮めるために雑談を交わすことは、仕事上のやり取りを円滑にするためにも大切なことです。
特に営業担当者にとっては、相手の興味を探る上で欠かせないものです。

しかし、その一方で、何を話せばいいのだろうという人も決して少なくありません。
今回は雑談ネタの探し方について考えます。

「お客様と話をしたい。お客様をもっと知りたい。」という思いは、対人業務に携わる人であれば、誰もが抱える想いでしょう。
しかし、入社間もない若い営業担当者たちの声を聞いてみると「社会情勢もよく知らないし、何を話したらいいかわからない」という意見を耳にします。
よくよく聞くと「頼まれごとや雑務、覚えることも多く、忙しい。なかなか情報を仕入れる時間などがない」ということも大きな要因になっているようです。

しかし、お客様との会話を盛り上げたいと考える以上は、忙しい中でも情報に対してアンテナを張る必要があります。
誰しも自分が興味あることは話を聞いてもらいたいし、その面白さを他の人と共有したいものなのです。
そのためにはできるだけ短時間で情報を集める必要があります。

たとえば、最近起こった社会的な事件や今人気のTVドラマ、出演俳優、流行語など。
心地よい会話をするために、必ずしもその話のネタの内容を理解している必要はありませんが、一度でも耳にした事のある言葉というだけで、相づちの打ち方も違ってきます。

話す内容に困る場合は原点に戻りましょう。
世の中のことも大いに結構ですが、まずはお客様の周辺のことを話すことをお勧めします。
これも立派な雑談テーマです。
むしろ社会情勢や政治経済など大枠の話しを論じるよりも、相手の興味のツボを引き出すためには有効だと考えます。

では、どのようなネタの探し方があるのか。
たとえば、多くの小売店などがお客様の来店頻度やサービス内容を記入した顧客情報カードを作成していると思います。
これを個人ごとにつくるのです。
よく、いただいた名刺の片隅の余白部分に「外見の特徴」「趣味」から「着ているスーツ・ネクタイ」「家族構成」などを書き込んでいる営業担当者を見かけます。
これはお客様の興味を掘り下げるため、多くの営業担当者が会話を盛り上げるため実践していることのひとつです。
たしかに、雑談のテーマを記入しておけば、次にお会いしたときも会話が弾むかもしれません。