MAS

news

News & Blog お知らせ・ブログ

教えて!小川社労士「協会けんぽの新たな健診制度と実務ポイント」

教えて!小川社労士「協会けんぽの新たな健診制度と実務ポイント」

2026年4月より、協会けんぽの新しい健診制度が始まりました。
人間ドック健診への補助新設、生活習慣病予防健診の若年層への拡大、女性向け骨粗しょう症検診の導入が主な変更点です。
これに伴い、労務担当者には、制度内容の把握に加え、対象者の抽出方法や従業員への周知、社内フローの見直しが求められます。

新制度の概要は次のとおりです。

1つ目は、35歳以上の被保険者を対象とした、人間ドック健診への補助制度の新設です。
従来の生活習慣病予防健診よりも詳細な検査を、自己負担を抑えて受診しやすくなります。
2つ目は、生活習慣病予防健診(一般健診)の対象年齢拡大で、これまでの35歳以上に加え、20歳・25歳・30歳の被保険者向けの若年者健診が設けられます。
3つ目は、一般健診に追加して受ける形の骨粗しょう症検診の新設で、特に中高年女性の骨折・要介護リスク軽減が期待されます。
さらに2027年度からは、これらの制度が被扶養者にも広がり、被保険者と同等水準の健診が予定されています(現行の特定健診は継続)。

実務面では、
①生年月日・性別に基づく対象者リストの作成と年齢判定のルール確認、
②従業員への案内文・社内様式の更新、
③健診実施機関の予約・日程調整、
④健診結果の配付および保存・事後措置のフロー整備
がポイントとなります。

従業員の健康は代替できない資産です。
新しい健診制度を積極的に推進するなど、健康経営に真摯に取り組むことは、優秀な人材の定着や労働生産性の向上などにつながることが期待されます。