令和6年よりNISA制度が新しくなりました。NISAとは、Nippon Individual Savings Accountの頭文字を取った略語で、日本の個人投資家向け税優遇制度を指します。NISAで投資すると運用益（売却益・配当／分配金）が非課税になります。NISA制度を活用するためには、金融機関にNISA口座を開設する必要があります。口座が開設できる対象者は18歳以上の日本居住者となっています。NISA口座は原則として1つの金融機関で設定する事となっており、同一年度で二つの金融機関でNISAを用いた運用は出来ません。なお、年単位で金融機関を変更する事は可能です。まだNISA口座をお持ちでない方は、どこの金融機関でNISA口座を開設するかを検討する必要があります。一般的には手数料が安価で取扱い商品が多いネット証券で口座開設するケースが多い傾向にあります。
令和6年の制度変更は以下となっております。

1.  非課税の対象となる年間投資枠が大幅に拡大
2.  非課税保有期間が無期限化
3. 「つみたて投資枠」、「成長投資枠」が併用可能に
4.  制度が恒久化

以前の制度は、「つみたてNISA」年間投資枠40万円・非課税保有期間20年間、「一般NISA」年間投資枠120万円・非課税保有期間5年間となっており、両制度の併用は出来ませんでした。新しいNISAでは、下記の様に年間投資枠が拡充され併用が可能となり、非課税保有期間が無期限化されました。

「つみたてNISA」年間投資枠40万円⇒「つみたて投資枠」年間投資枠120万円
「一般NISA」年間投資枠120万円⇒「成長投資枠」年間投資枠240万円

この変更により、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を合わせて最大360万円を非課税で運用できることとなっています。以前あったジュニアNISA（20歳未満向け）は廃止となりました。
相場は乱高下します。今が買い時かどうか誰も分かりません。積立投資は始める際の相場の影響を受け難いと言われています。相場は年明けより急騰している状態で、特定の銘柄の一括購入には抵抗があるかもしれませんが、積立投資の仕組みを理解すると始めやすくなります。

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