第14回「EdgeのCopilotのススメ」
AIを巡って色々と整備が進められています。
AI開発企業ではガードレールが設けられ、より安全に利用できるように改良が続けられています。
EUではAI法が成立し、使用するAIを分類し、用途に応じて規制を行うことになりました。
社会的信用度の評価や犯罪実行性の予測のために人の特性を分析、評価を行うためのAI利用は禁止とされ、人事採用や評価の際の利用も人が監視を行うことを前提としています。
また、AIで生成した画像や音声を利用し、そのことを明示しなかった企業には、最大で3500万ユーロか年間の売上高の7%のいずれか高いほうを制裁金として科されます。
一方、日本では、経済産業省より「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」が取りまとめられました。
これにはAI利用の基本理念や、開発者、提供者、利用者における指針などについて示されており、今後日本もAI法が整備されていくことが予想されます。
さて、今回はEdgeのCopilotの使い方についてですが、これは第12回「Bing Chatのススメ」で紹介したBing ChatがEdgeのCopilotに名称が変わったものになります。
ただ名称が変っただけではなく、仕様も使用方法も少々変わってきました。
大きな変更点は、4つです。
- 会話のスタイル選択がなくなった
- 何に対しての回答をするかを指定できるようになった(関連するソース・このページ・このサイト)
- PDFファイルを開いているタブではドキュメントに対する事前プロンプトが用意された
- スクリーンショットをダイレクトに使用できるようになった
これらの変更により、以前は長々と書かなければいけなかったプロンプトも状況によっては短い内容で済むようになりました。
また、回答のレスポンスも向上していますので、以前にも増してスピーディなやり取りが可能になっているのも魅力的なところとなっています。
動画の方で参考例を挙げていますので、参考にしてみてください。
株式会社マスエージェント システム企画課 宮脇 誠
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