経営虎の巻 第132回「信頼は経営資源」
経営において「信頼」は、目には見えませんが極めて重要な資源です。
資金や人材、情報といった経営資源は数値化できますが、一方で信頼は定量化が難しく、それらを支える土台となります。
信頼がある組織では、意思決定が迅速になり、情報共有が円滑に進みます。
逆に、信頼が損なわれた組織では、確認や承認に時間がかかり、挑戦を避ける風土が生まれるようになります。
つまり、信頼の有無は、組織のスピードと柔軟性に直結するのです。
信頼は一朝一夕には築けません。
経営者の言動の一貫性、約束の履行、失敗への誠実な対応など、日々の積み重ねが信頼を育みます。
また、社員同士の信頼関係も、組織の文化として醸成されるべきものです。
経営環境が不確実性を増す中、信頼は変化に耐えうる組織をつくる力となります。
数字に表れないからこそ、意識的に育てようとする姿勢が求められます。