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インフレの時代

本年も所得税確定申告の時期がやって参りました。
毎年の事ながら、期限に追われるこの時期は、体調が万全という訳には行きません。
コロナやインフルエンザにより体調を崩す方が増えているようです。
感染対策を講じながら乗り切って行きたいと思います。
本年は、昨年5月の新型コロナウィルス5類変更により、申告期限延長等の扱いはございません。
通常の期限である3月15日の2日前である3月13日に業務完了するスケジュールで対応致します。
資料の早期提出のご協力宜しくお願い致します。

令和5年は株式市場が堅調で、上場株式の取引で大きく利益を出している方が多いようです。
特定口座で利益が出ており、源泉徴収されていることにより申告不要の場合であっても、確定申告する事で「ふるさと納税」の寄付上限が上がることがあります。
ふるさと納税を楽しみにされている方はご注意ください。

株式市場が大きく上がったのと同様に、物価も大きく上がりました。
様々な物が値上され家計の負担を圧迫しています。
たまに娘と一緒にスーパーに買い物に行くと値上がり具合にびっくりさせられます。
年末調整や確定申告の業務をしていると、賃金も遅ればせながら上昇し始めている事を感じますが、物価上昇には追い付いていない状況です。
総務省が発表した「2020年基準消費者物価指数」によると、消費者物価指数の2023年(令和5年)平均値は下記のとおりです。
① 総合指数は2020年を100として105.6 前年比は3.2%の上昇
② 生鮮食品を除く総合指数は105.2 前年比は3.1%の上昇
③ 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は104.5 前年比は4.0%の上昇
2020年と比べると全体的には生鮮食品、エネルギーの上昇が全体の物価指数を引き上げている事が解ります。
生活においても企業経営においても不可欠な要素です。
長期の指数の動きが下のグラフとなります。
2021年を境に一気に上昇している状況です。
長らくデフレの時代に過ごしていたため、インフレ時の対応に慣れていない日本ですが、徐々に市場が反応し始めている状況です。
中小企業において価格転嫁(値上げ)は難しい部分はありますが、適正利益を確保すべく値上げを行わなければならない市場環境となっているようです。